「うちは新築だし大丈夫」と思っていませんか?
実はシロアリ被害は築3〜5年目から始まるケースもあります。
この記事では、シロアリ対策の必要性、被害を受ける原因、予防方法、そして費用の目安までを購入者目線で詳しく解説します。
🐜 なぜシロアリ対策が必要なのか
シロアリは、木造住宅の土台・柱・床下を食べてしまう害虫です。
見えない場所で静かに進行するため、気づいたときには手遅れということも。
特に日本では、湿気の多い気候のため、全国的に発生リスクがあると言われています。
被害に遭うとどうなる?
- 床が沈む・ギシギシ音がする
- ドアの立て付けが悪くなる
- 壁や柱に空洞ができる
最悪の場合、補修費用が100万円以上になることもあります。
📅 シロアリ対策のタイミング
- 新築時(基礎・土台への防蟻処理)
- 築5年ごとの定期メンテナンス
- リフォームや床下点検のタイミング
防蟻薬剤の効果はおよそ5年程度。 そのため、築5年を目安に再処理(再施工)を検討するのが理想です。
💰 シロアリ対策の費用相場
シロアリ防除・予防の費用は、建物の広さや施工方法によって異なります。
| 施工内容 | 費用相場 | 施工頻度 |
|---|---|---|
| 床下薬剤散布(予防) | 1,000〜1,500円/㎡ | 5年に1回 |
| ベイト工法(駆除・予防) | 3,000〜5,000円/㎡ | 年1回点検 |
| 駆除施工(被害後) | 5万円〜20万円 | 被害状況により変動 |
多くの業者が「防除施工+5年保証」をセットで提供しています。
🧰 シロアリ予防の方法
① 床下の点検
年に1回程度、専門業者に点検を依頼するのがおすすめ。 自分では見えない部分の湿気・木材の状態をチェックしてもらえます。
② 湿気対策
湿気はシロアリの大好物。 床下の換気口をふさがず、除湿材や換気扇を活用して湿気をためない工夫を。
③ 定期的な薬剤処理
薬剤処理は5年に1回が目安。 無臭タイプや人体にやさしい成分の薬剤も増えています。
🏗️ ベイト工法とは?
ベイト工法とは、シロアリの通り道に「餌入りの容器(ベイト剤)」を設置し、 巣全体を根絶させる方法です。
- 薬剤をまかないため、環境にやさしい
- 小さな子どもやペットがいる家庭でも安心
- 設置後は年1回点検でOK
費用はやや高めですが、持続効果が高いのが特徴です。
⚠️ 悪徳業者に注意
「床下が危険です!」と不安をあおって高額請求をする業者も存在します。
信頼できる業者を選ぶには、次の点を確認しましょう。
- 日本しろあり対策協会の登録業者であること
- 見積書に「施工範囲」と「保証内容」が明記されている
- 無料点検を利用しても、即契約しない
一括見積もりサイトを活用すれば、相場感がつかみやすくなります。
🪵 DIYでできる簡単対策
- 床下に防湿シートを敷く
- 庭木の切り株・廃材を放置しない
- 基礎周辺に水がたまらないように排水を改善
小さな習慣が、シロアリ被害を未然に防ぎます。
🏁 まとめ:シロアリ対策は「5年サイクル」で
- 防蟻処理の効果は約5年が目安
- 床下点検+湿気対策で予防効果UP
- 早めの対応が結果的に安く済む
マイホームを長く快適に保つために、定期的なメンテナンスを習慣化しましょう。

