引っ越しを終えたあと、「どこにいつ住所変更をすればいいの?」と迷う方は多いもの。
特に新築一戸建てを購入した人は、手続き先が多く、抜け漏れが起きがちです。
この記事では、住所変更の手続きをスムーズに終わらせるための順番とチェックリストをわかりやすくまとめました。
🏛️ 1. まず最初に行うのは「役所の手続き」
住所変更の基礎となるのが「住民票の異動」。
この手続きを済ませないと、免許証や保険など他の変更もできません。
✅ 手続き内容
- 転入届(引っ越し先の市区町村役場で)
- マイナンバー住所変更(自動で反映)
- 印鑑登録の再登録
引っ越し日から14日以内に行うのが原則です。
本人確認書類と印鑑を忘れずに持参しましょう。
🚗 2. 次に「免許証・車関係」
住民票の住所が変わったら、次は運転免許証。
警察署または運転免許センターで、即日で住所変更ができます。
✅ 必要なもの
- 運転免許証
- 新住所の住民票
- 印鑑(任意)
自動車を所有している場合は、車検証の住所変更・車庫証明も忘れずに。
手続き場所は「陸運局」または「軽自動車検査協会」です。
🏦 3. 銀行・クレジットカード
役所・免許の手続きが終わったら、金融関係をまとめて変更します。
- 銀行(ゆうちょ・地方銀行・ネット銀行など)
- クレジットカード(メイン・サブ両方)
- 証券会社・NISA口座
ネット銀行・カード会社の多くはWebで変更可能です。
ただし、郵送書類の登録住所も変更されるため、旧住所に届く書類がないよう注意。
📄 4. 保険・年金・勤務先など
続いて、生活や仕事に関わる情報を更新します。
- 生命保険・医療保険・火災保険
- 年金(会社員なら勤務先が自動更新)
- 勤務先(源泉徴収票・通勤費の変更)
- 学校・保育園などの書類
特に火災保険は、建物の住所が契約内容と一致していないと、 いざという時に補償が受けられない可能性があります。
📦 5. 郵便・宅配・通販サイト
郵便局の「転居届」を出すことで、旧住所に届いた郵便物を1年間転送してもらえます。
- 日本郵便(e転居)でオンライン申請可能
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなども住所変更を
会員サイトでの住所変更を忘れると、 保証書・会報誌などが旧住所に届くケースもあります。
💡 効率よく進める順番まとめ
| 順番 | 手続き内容 | 場所 |
|---|---|---|
| ① | 住民票・印鑑登録 | 市区町村役場 |
| ② | 免許証・車検証 | 警察署・陸運局 |
| ③ | 銀行・カード | Webまたは窓口 |
| ④ | 保険・勤務先・学校 | 各契約先 |
| ⑤ | 郵便・通販サイト | Webまたは郵便局 |
📋 チェックリスト
- [ ] 住民票の移動
- [ ] 運転免許証の住所変更
- [ ] 銀行・カード情報の更新
- [ ] 火災保険の住所変更
- [ ] 郵便転送手続き
- [ ] ネットサービスの住所更新
🏁 まとめ:役所 → 免許 → 金融機関の順が最短ルート
住所変更は、上から順に進めることで二度手間を防げます。
とくに「住民票→免許→銀行」の3ステップを一気に片付けると効率的。
一通りの手続きを終えたら、火災保険・住宅ローン控除なども忘れずにチェックしましょう。

