新築から数年経つと気になってくるのが外壁の劣化。
「そろそろ塗り替え時期かも?」と思っても、何年ごとにやるべきなのか、費用はいくらかかるのかが分からない方も多いでしょう。
この記事では、実際に新築一戸建てを購入した筆者が、外壁塗装の周期・費用・注意点をわかりやすく解説します。
⏰ 外壁塗装は何年ごと?目安は「10〜15年」
外壁塗装の目安は、一般的に10〜15年に1回。 ただし、使われている塗料の種類や立地条件によって変わります。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|
| アクリル系 | 5〜7年 | 安価だが劣化が早い |
| ウレタン系 | 8〜10年 | コストと耐久性のバランス |
| シリコン系 | 10〜15年 | 標準的な塗料。人気No.1 |
| フッ素系 | 15〜20年 | 高価だが耐久性抜群 |
新築時に使われた塗料の種類を知っておくと、最適なタイミングを判断しやすくなります。
💰 費用の目安
30坪(約100㎡)の一般的な住宅の場合、外壁塗装の費用は次のようになります。
- アクリル系:約60〜80万円
- シリコン系:約80〜120万円
- フッ素系:約120〜150万円
屋根塗装を同時に行う場合は、+20〜30万円が目安です。
ポイント: 外壁と屋根をまとめて施工すると、足場代が1回分で済むため、トータル費用を抑えられます。
🧱 外壁塗装を怠るとどうなる?
塗装の劣化を放置すると、見た目だけでなく建物自体の寿命を縮める原因になります。
- 雨水が壁材の隙間から侵入し、カビ・コケの発生
- サイディングのひび割れ(クラック)
- 防水機能の低下による内部腐食
こうした症状が出る前に塗り替えを行うのが理想です。
🔍 外壁の劣化チェックリスト
以下の症状があれば、そろそろ塗り替えのサインです。
- 壁を触ると白い粉がつく(チョーキング)
- ヒビ・剥がれが見られる
- コーキング(目地)の割れ
- コケや黒ずみの発生
これらが出始めたら、業者に一度見てもらうのがおすすめです。
📅 見積もり〜施工までの流れ
- 業者選び(3社以上に相見積もり)
- 現地調査・見積もり確認
- 契約・色選び
- 施工開始(足場設置〜塗装〜片付け)
全体の工期は約10〜14日程度が目安です。
⚠️ 外壁塗装の注意点
- 訪問営業には注意!「今すぐやらないと危険」と煽る業者も。
- 契約前に「塗料メーカー名」と「保証期間」を確認。
- 見積もり書は「㎡単価」で比較するのが基本。
信頼できる業者を選ぶためには、一括見積もりサイトの活用が効果的です。
💡 節約のコツ
- 外壁と屋根を同時に塗装する(足場代節約)
- 見積もりは最低3社比較する
- 助成金・補助金がある自治体をチェック
例:外壁塗装に最大20万円の補助金を出している自治体もあります。
🧾 実際にかかった我が家の塗装費用
筆者の自宅(築12年・シリコン塗料)の場合:
- 外壁:95万円
- 屋根:25万円
- 合計:120万円(足場込み)
施工後は見た目が明るくなり、防水性も復活。 「もっと早くやっておけばよかった」というのが正直な感想です。
🏁 まとめ:外壁塗装は10〜15年を目安に計画的に
- 外壁塗装は10〜15年ごとが目安
- 費用は80〜120万円前後が一般的
- 見積もりは必ず複数社比較する
放置すると建物の寿命を縮めるため、早めの点検が重要です。

