住宅ローンの契約時に「とりあえず加入」してしまった火災保険、 実はそのままにしておくと損しているケースも多いのをご存じですか?
火災保険は一度入ったら終わりではなく、定期的な見直しで数万円単位の節約が可能です。 この記事では、新築購入者向けに火災保険の選び方・見直しのポイントを分かりやすくまとめました。
🔥 火災保険とは?基本の仕組み
火災保険は、火事だけでなく自然災害や水漏れなどの損害を補償する保険です。
対象は「建物」と「家財」。 それぞれ別に補償をつけるかどうかを選択できます。
- 建物:家そのもの(壁・屋根・床など)
- 家財:家具・家電・衣類など、生活用品一式
一般的に「持ち家(新築一戸建て)」の場合は建物+家財両方を対象に加入します。
📦 補償内容の選び方
1️⃣ 火災・落雷・爆発
火災保険の基本。どの保険でも標準で含まれます。
2️⃣ 風災・雪災・雹(ひょう)災
台風・雪の被害などを補償。近年は風災リスクが高い地域ほど重要です。
3️⃣ 水災
豪雨・浸水などを補償。ただし、標高の高い地域では不要な場合も。
4️⃣ 水濡れ(配管破損など)
意外と多いトラブル。マンションでは特におすすめ。
5️⃣ 盗難・破損等
空き巣や子どもの室内破損なども対象になる場合があります。
ポイント: 不要な補償を外し、必要なものに絞ることで保険料を大幅に抑えられます。
🏚️ 地震保険は入るべき?
地震保険は、火災保険とは別契約です。 火災保険だけでは地震による火災・倒壊は補償されません。
- 地震・噴火・津波による損害を補償
- 加入は火災保険の「半額まで」が上限
- 国の制度に基づくため、どの保険会社でも保険料・補償内容はほぼ同じ
特に地震リスクの高い地域(東海・関東・南海トラフ沿い)は、 加入しておくと安心です。
💡 保険期間と更新の考え方
2022年以降、火災保険の最長契約期間は10年 → 5年に短縮されました。
つまり、5年ごとに自動的に更新の機会が訪れます。 このときに、補償の内容や保険料を見直すことが非常に重要です。
💰 見直しで保険料を下げる3つのポイント
① 不要な補償を外す
水災リスクが低い地域なのに「水災補償」が付いているケースはよくあります。 不要な補償を外すだけで年間数千円〜1万円以上の差が出ることも。
② 建物評価額を適正化する
建物の評価額が高すぎると、保険料も無駄に高くなります。 火災保険一括見積もりサービスを利用すると、他社の相場を確認できます。
③ 一括見積もりサイトを活用
複数社を比較するだけで2〜3万円の差が出ることもあります。
おすすめの比較方法: → 購入者向けキャンペーンまとめ ページから最新の保険見直しサービスをチェック!
📆 見直しのタイミング
- 契約満了の2〜3か月前
- 家をリフォーム・増築したとき
- 家電・家具を買い替えたとき(家財評価が変わる)
「なんとなく更新」してしまう前に、条件を見直しておくのが大切です。
🔍 よくある質問
Q. 火災保険はローンを完済したら解約してもいい?
ローン完済後も、自然災害・水漏れなどのリスクは残ります。 最低限の補償は継続しておきましょう。
Q. 火災保険と地震保険は別会社で契約できる?
できません。地震保険は火災保険の付帯契約なので、同じ会社でセット加入になります。
Q. 法人名義の住宅でも加入できる?
可能ですが、個人契約とは条件が異なります。保険会社に事前確認が必要です。
🏁 まとめ:火災保険は「入りっぱなし」にしない
- 火災保険は「火事」以外の補償も幅広い
- 見直しで年間数万円の節約も可能
- 5年更新のタイミングを活かすのがポイント
もし「契約したまま放置していた」という人は、 この機会に補償内容と金額を確認してみましょう。

